紙のカタチの由来とは?
A4コピー紙を半分に折ると?
身の回りにある紙、その中でノートやコピー用紙は半分に折っても(切っても)必ず同じ比率の形状になるって知っていますか?つまり紙を折る前の1/2のサイズになる訳です例えば、A4コピー用紙を二枚並べるとA3コピー用紙とぴったり同じです。A3を2枚並べるとA2と同じ…、A2を2枚並べるとA1と同じ…大きくなっても小さくなっても形は相似形なので、同比率の形になります。
紙のサイズは「白銀比(はくぎんひ)」
古来より人間が最も美しいと感じる比率に、「黄金比」や「白銀比」なんて言葉があります。そのうちの「白銀比」が紙のA版、B版といったサイズに応用されているのです。「白銀比」の比率とは「1:1.414」の長方形で、別名「大和比(やまとひ)」とも呼ばれ、和風デザイン、とりわけ日本の建築に古くから使われていました。最古の木造建築の法隆寺の金堂や法隆寺五重の塔、新しくは東京スカイツリーなどにも使われているため、私たち日本人にとってもっとも安心を感じる比率と言えるでしょう。みなさんもよく知っている漫画「ドラえもん」のタテ幅とヨコ幅もこの「白銀比」になるそうです。
「黄金比」という比率についても
ついでの話ですが、さきほどの比率に「黄金比」がありましたので、少しだけそちらについても書きます。「黄金比」の比率とは「1:1.618」の長方形ですが、世界的に有名な歴史的建造物や美術品をはじめ、近代ではデザインや写真の構図などにも多く取り入れられています。ギリシアのパルテノン神殿やミロのヴィーナス、モナ・リザなどにも使われているそうです。この「黄金比」を使った私たちで最も身近なモノが名刺でしょうか。普段の生活の中で名刺を見かけたら、「あっ、黄金比だ!」と思い出してくれたらうれしいです!
まとめ
今回は紙の形についての紹介でした。これをきっかけにいろいろな形の由来も調べてみると面白いと思いますよ。さまざまな由来については、また別の機会にご紹介させていただけたらいいなと思います。