ファンシーペーパーとはどんな紙?
本の装丁や名刺、挨拶状などの様々な印刷物に「ファンシーペーパー」と呼ばれる紙素材が使用されることが多くあります。
ファンシーペーパーは普通の紙と違い、独特の質感や色合いを持つことから高いデザイン性を誇るため、上手く印刷物に取り入れれば高級感や特別感を演出することができる紙素材です。
なんだかとっても可愛い名前の紙ですよね。
今回はそんなファンシーペーパーについてご紹介します。
ファンシーペーパーとは?
実はファンシーペーパーには明確な定義が存在しません。
印刷業界では慣例として、コート紙、マットコート紙、上質紙のいずれにも属さない紙素材を「特殊紙」と呼んでいます。
ファンシーペーパーとは、特殊紙の中でも用紙そのものに模様が入っている、色や手触りが一般紙と異なっている等の独特な装飾性を持つ紙の総称です。
〈代表例と用途〉
ファンシーペーパーは銘柄や種類が豊富で様々な用途で使用されています。
今回は弊社でよく使用されている代表的な3つの用紙と用途についてご紹介します。
①レザック66
「革のような」という意味のレザーライクが名前の由来で、表面にはエンボス加工によって革製品のような独特の皺模様が施されています。
50色にも及ぶカラーバリエーションがあり、卒業文集や論文集、記念誌の表紙によく用いられています。
③タント
イタリア語で「たくさん」を意味するtantoが名前の由来で、表面にはエンボス加工によってデコボコ模様があしらわれています。
全200色にも及ぶカラーバリエーションがあり、本の表紙や見返しに使われることが多いです。
③しこくてんれい
和紙の「大礼紙」をモデルとしていて、表面に白銀色の細長い繊維状の模様があり、滑らかな手触りが特徴です。
主に名刺や挨拶状などに使用されています。
今回は「ファンシーペーパー」についてご紹介させていただきました。
ファンシーペーパーには様々な銘柄とカラーバリエーションがあり、今回ご紹介した用途以外でもショップカードや商品のパッケージなどにもお使いただけます。
もし何か質問・疑問等がおありでしたら、弊社営業担当までお気軽にご相談くださいね。