封筒の種類について

縦長の封筒を長形封筒と呼びます。縦の長さが横の長さの2倍以上あるもので、縦書きの日本語に適していることから「和封筒」ともいいます。

A4サイズの封入物を3つ折りにして入れるケースが多いため、封入枚数が少ないものやカードなど小さなものを送るときに便利です。

「A4サイズの場合は長3封筒」、「B5サイズの場合は長4封筒」のように、封入する紙のサイズによって封筒の大きさが異なります。

角形封筒は、A4サイズの書類を折らずに入れることのできるタイプで、和封筒に比べると横が長いため、縦横の比率が2倍未満になる封筒です。

就職活動の履歴書を送付するときや、ビジネスシーンでは契約書などの重要書類の送付に利用され、他にも冊子など大き目のものや厚みのあるものを入れることができますが、郵送する場合は厚さによっては料金が高くなるため注意が必要です。

海外で一般的な封筒が、「洋形封筒」です。宛名を横書きでき、封入口が大きいことから日本でもさまざまな用途で使用されています。

身近なものであげると、エアメールやダイレクトメールなどで、イベントの招待状や挨拶状にも適しており、ビジネスでもプライベートでも活躍します。

近年は可愛らしいデザインのファンシー封筒が洋形封筒タイプで作られているため、和封筒に比べると親しみやすさを感じる方も多いのではないでしょうか。

和封筒にはセンター貼りやスミ貼りが、洋封筒にはカマス貼りやダイヤモンド貼りが利用されます。

裏側の真ん中で封筒裏部分の用紙を貼り重ねる、もっとも標準的な封筒です。

封筒裏の貼り重ね位置を脇に寄せてあります。封筒中央部に合わせ目がないので宛名書きや印刷が容易です。

横型の封筒の標準的な形です。内貼りと外貼りがあります。

フラップ（封筒の綴じ代）が三角形をしていて合せ目が斜めになっているタイプの封筒です。招待状の封入等に使用されます。

窓付き封筒とは、封筒の一部を切り抜いて中身が見えるように加工した封筒のことを指します。

開けられた部分は窓と呼ばれ、封入した書類に印字された宛先が見えるのが特徴です。

これにより、1通1通封筒へ住所を書かなくても、書類冒頭の宛先部分を活用することで大量の郵送物を作成することができます。

窓部分に施された加工の種類により、セロ窓（ビニール製窓）・グラシン窓（紙製窓）・オープン窓（ビニールや紙などのないもの）などこまかく区別されており、コスト重視や利便性重視で、求める封筒が変わってきます。