寒中見舞いはいつからいつまでが正しい? 文例は?
寒中見舞いとは、一年で寒さが最も厳しい時期に送る挨拶状(または品物)のことです。
寒さを気遣うご挨拶の他、年賀状を送りそびれた場合、喪中の際に年賀状を送付した場合やご挨拶など、何かと役に立ちます。
2024年は1月6日からが「寒の入り」です。
今回は寒中見舞いで送る挨拶状についてご紹介します。
寒中見舞いを送る時期は?
寒中見舞いは、「寒の入り(1月6日頃)」から「立春(2月4日頃)」の前の日までに出すものです。
2024年の小寒は1月6日~1月19日、大寒は1月20日~2月3日。
この間が2024年の「寒中」ですので、そのタイミングが一般的です。
寒中見舞いの書き方
寒中見舞いの一般的な書き方は下記の通りとなります。
○季節の挨拶
「寒中見舞い申し上げます」が決まり文句ですが、目上の方に対しては、「寒中お伺い申し上げます」を使うと敬意を表せます。
喪中の場合は、おめでたい言葉は避けるようにしてください。
○相手の健康を気遣う言葉
「寒さの厳しい折 いかがお過ごしでしょうか」が決まり文句です。
○自身の近況報告
「おかげさまでこちらは元気に過ごしております」が良くあるようです。
「昨年中は大変お世話になりました」というように、年賀状の欠礼したことを意味する文例を入れてもいいと思います。
○結びのあいさつ
「時節柄ご自愛の程お願い申し上げます」や「寒さ厳しき折柄皆様のご健勝をお祈り申し上げます」などの定例の挨拶、
「本年も変わらぬご厚誼の程よろしくお願いいたします」など親しみやすい挨拶もございます。
○日付
今年であれば、「令和6年 1月」が一般的です。
○文例を2つご紹介
文例1
寒中見舞い申し上げます
寒さの厳しい折 いかがお過ごしでしょうか
おかげさまでこちらは元気に過ごしております
時節柄ご自愛の程お願い申し上げます
令和6年 1月
文例2
寒中見舞い申し上げます
寒さの厳しい折 いかがお過ごしでしょうか
おかげさまでこちらは元気に過ごしております
昨年中は大変お世話になりました
本年も変わらぬご厚誼の程よろしくお願いいたします
時節柄ご自愛の程お願い申し上げます
令和6年 1月
寒中見舞いでの注意点
年賀はがきは使用しない
寒中見舞いに年賀ハガキを使うのはNGです。
必ず通常の官製ハガキや私製ハガキを用意してください。
句読点は使わない
寒中見舞いなど季節の挨拶状には、必ずというわけではありませんが句読点を使わないのが一般的です。
絵柄や切手の種類に注意
絵柄を入れるなら、冬や早春らしいデザインを選びましょう。
年賀状や喪中はがきを連想させるデザインも避けた方がいいでしょう。
切手も年賀用や、弔事用の切手を使わないのがマナーです。
寒中見舞いを年賀状や喪中はがきとして使用する場合
寒中見舞いは、季節の挨拶状としてのほか、年賀状や喪中はがきの代わりとして幅広く使われています。
自分が喪中の場合に、相手がそれを知らずに送った年賀状を受け取った場合は、年賀状の返信として使用されます。
また、喪中はがきを送っていない相手から年賀状が来た場合は、喪中はがきとして使用されます。
「このたびは丁寧なお年始状をいただきましてありがとうございました」と書いたうえで、
「昨年○月に(続柄)(故人)が永眠しました」と書いて、お知らせが遅くなったことのお詫びを添えた文章を書くのが一般的です。
まとめ
寒中はがきで最も大切なのは、やはり相手を思う気持ちです。
先方の近況や安否、自身の近況など個々の事情に合わせた内容を盛り込んで、心のこもった寒中見舞いを、作成してみてはいかがでしょうか。
年々減りつつある挨拶状ですが、たまには送ってみるのもいいですよね。
当社では色々なご要望に対応いたしますので、営業担当までお気軽にご相談ください。